引き寄せの法則


最近ネットを検索していて「引き寄せの法則」というのにぶち当たった。

マクロビオティックを実践している人は、精神世界系のことや自己啓発セミナー系の事に親和性が高く、
そういった事を色々と習得ないし経験している人が多いが、筆者もその一人だ。

引き寄せの法則もマーフィーの法則etc.も、書籍や自己啓発セミナーなどで言っていることはどこも似たような事で、大差があるわけではない。


ところで2010年3月、ネットでの非難中傷記事による名誉毀損の訴えが認められ、最高裁でネットに中傷記事を書き込んだ人の有罪判決が下された。

そこまで酷いものでは無いにしろYahoo!ニュースのコメント欄には、(この不景気で経済的・精神的に追い詰められている人が多いせいなのだろうか?)単なる妬みや嫉みとしか思えないような中傷や非難の書き込みが増えてきているようで気になっていた。


以前から辛口のコメントは多かったが、最近は少し偏ってきてはいないだろうか。

こうした非難や中傷ごとは「引き寄せの法則」という観点から見れば、もちろんマイナスだ。

「引き寄せの法則」とはつまり「類は友を呼ぶ法則」でもある。

たとえばあなたが愚痴や不満が多い人で、自分よりも恵まれている人に嫉妬を感じやすく、他人の中傷やゴシップ話が大好きだったとしよう。
当然そんなあなたに共感して周りに集まってくるのは、あなた同様、愚痴や不満が多い人で、自分よりも恵まれている人に嫉妬を感じやすく、他人の中傷やゴシップ話が大好きな人たちだろう。

そんな友人に囲まれているあなたが、ふとしたきっかけで、あなたが長年悩んでいた物事を解決してくれるようなチャンスが訪れたとする。
その時あなたの友人たちは、あなたに対してどのような態度をとるだろうか?

まず大抵の場合は、親切なあなたの友人たちは「本当に大丈夫なの?」と心配してくれ、そして「今の世の中そんなに甘くないから、気をつけたほうが良いよ。」とか「期待しないほうが良いんじゃない?」と、ご丁寧に助言してくれるだろう。

そう云う事を何度も繰り返すうち失望したり、不安になったあなたは、解決のための努力を放棄してしまい、結果的に不満の多い人生に束縛されることになるのである。
もし、そうした助言を勇気を出して無視して、運良くあなたが不満の多い人生からイチ抜け出来てしまったら、彼らは手のひらを返したように周囲に対してあなたの非難中傷を口にするだろう。あなたが今まで周囲のひとにしてきたように。



それとは反対に、あなたが人の長所を見つけるのが得意なほめ上手だったり、話題が豊富で人を飽きさせない楽しい話が多かったり、博学かつ情報通で人に役立つ話をすることが多く、人を喜ばすことが大好きな人だった場合はどうだろうか。

類は友を呼ぶのだから、あなたの周囲に集まってくる人もそういう人たちで、悩みがあったとしても、友人たちの話題の中には解決のヒントが多く隠されていたり、何かチャンスをつかんだ場合、心配性の人も中にはいるだろうが、大抵の場合は、応援してくれたり、あなたがつかんできた話(怪しいと思うのならば)よりも信用できそうな情報を捜したり、持ってきたりしてくれるだろう。

当然、あなたは前向きでポジティブな人生を送ることになるだろう。




観相学(人相、手相、体相など)上、前者は「話相が悪い」、後者は「話相が良い」、と言う。話にも相があり、その人の話の内容の善し悪しは、その人の現在の運気に直結していると考えるのである。

また言葉は、言霊(ことだま)とも言われるが、神道では古来より、言葉は言葉そのものはもとより、言葉を表す文字や、音を発すること(発声)自体にも呪術的な力があると信じられてきた。

となれば、余程のことが無い限り、マイナス印象の言葉は使わないほうが良いと言える。



手相や人相は努力すれば変わると言うが、実際に変わるまでには時間がかかる。
けれども話相は、意識すれば今すぐにでも変えられるものだ。

とは言うものの、実際に話相を変えるのは、最初はなかなか難しいかもしれない。そういう場合は、もしマイナスの表現を口にしてしまったら、その後すぐに、それを打ち消すプラスの表現を口に出すよう心がけてみよう。

たとえば
「私って何でこんなにダメなんだろう。」→「もっと色々なことを勉強して、自分を磨こう。」
「うちの上司ったらガミガミ小言ばかりで嫌になっちゃう。」→「何か嫌なことでもあるのかな。早く解決して穏やかな人になってくれるといいな。」
と、いう具合である。

あなたがそういう努力をしているにも拘らず、マイナス表現に固執して、あなたにマイナス表現の言葉を言わせようとする輩もいるだろう。
そういう相手には、相手が気づいて変わるか、さもなくば、あなたがどんなにマイナスの表現を浴びせられても、必ずプラスの表現で打ち返せるようになるまでは、距離を置いたほうが良いだろう。
「朱に交われば赤くなる」のである。




分かってはいるけれど、常にイライラしてて、あるいは不安に苛まれて、努力しようにもコントロールが効かずについマイナスの話をしてしまうと言う人には、玄米食をお奨めする。某有名霊能者をはじめ、精神世界や自己啓発系を極めている人の中には、マクロビオティックではないのだが、似たような食生活…玄米菜食的な食事を、パワースポットならぬパワーフードとして、薦める人が多い。

その中でも日本人のソウルフード、米は基本となるものだ。
皆さんは「氣」という文字を見たことがあるだろうか。气(きがまえ)の中に米が入っているが、気の旧字体である。
そしてこの气の中の米とは、もちろん玄米のことである。

精米してしまった米は発芽しないが、玄米は百年経っても水と熱さえあれば発芽する。
玄米とはそれだけ生命力に溢れた穀物であり、パワーフードなのだ。




玄米は高いものである必要は無い。腹持ちがよく食べ応えがあるので、量も白米の七割から八割でよい。
玄米がどうしても苦手なら、玄米や雑穀を白米に一~二割ほど混ぜて炊いたものでも構わないが、玄米にせよ雑穀米にせよ良く噛んで食べることが重要だ。ひと口につき五十回、出来れば百回、最低でも三十回は噛むこと。

この噛むという事に関しては、最近になって色んな効能が発見されるようになった。
その中の一つに、脳内物質のセロトニンの分泌を促す効果がある。
もう二、三十年…いやもっと前になるだろうか。
米国の研究者の研究で、自殺者や殺人を犯した犯罪者の脳を調べたら、脳内のセロトニンの量が、一般の人に比べて異常に少なかったと言う報告があった。

騙されたと思って、三ヶ月ほど玄米食を試してみて欲しい。
早い人なら二~三日で効果が出て、精神的に落ち着いてくるだろう。



占い師に見てもらったから、霊能者に見てもらったから、あるいは自己啓発系の本を読んだりセミナーに通ったから、自己実現できるわけではない。
そうして得た知恵や知識をもとに、自分を吉相の人間に変える努力ができる人が、自己実現し幸福を感じることができるのだ。

よく、幼い頃に夢見ていたことが、大人になってから叶えられたという話を聞くが、人は「成りたい自分に成ることが出来る。」のだ。
「成りたい自分に成る」ために必要なのは、「成りたい自分に成る」ために必要なものを、「引き寄せられる人間に変わる」努力をすることだ。

もし現在、あなたの周囲に、そうしたあなたの努力に水を差すような人しかいないのなら、あなたは自分の努力を支えてくれる人たちが集まってくるように、環境を変え、人間関係を変える必要があるだろう。
社会は人間関係で成り立っている。となれば、観相学で話相の善し悪しを論じたり、神道で言葉に呪術的な力があるとされるのも、うなづける話ではないだろうか?





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〜マクロビオティックで開運しよう!〜 より